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品質管理

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弊社に翻訳をお任せいただく資料の多くは、お客様にとって「顔」とも言うべき「パンフレット」、「マニュアル」、「Webサイト」などです。それでアットグローバルでは、翻訳物の品質管理に大きな努力を払っております。アットグローバルの品質管理手法について、以下のページをぜひご覧ください。

 

お客様とのコミュニケーション

翻訳における最優先事項の確認 制作における最優先事項は明確に決めておられますか? <品質><納期><価格><対応>の4つの要素には、それぞれ相関関係があります。 まずは優先項目についてご検討ください。その上で、他の要素との兼ね合いについて明確にご説明いたします。 ご納得いただいた上で、最善を尽くして制作に取りかかります。   最優先項目確認チャート 優先項目マトリックス 《Case1. 価格優先》 とにかく価格を抑えてという場合。逆に納期はいただきます。 また、品質面も価格に連動せざるをえません。 価格を優先させる方法 1. 各製作工程の項目のうち、いくつかを除去する。 2. 時間をいただき、調整された時間の中で制作する。 3. 安いスタッフで構成する。 4. ミーティング、その他、手間のかかる部分を除く。 5. 要求項目を少なく設定する。 6. お客様との協力関係を強化する。 発生する問題点 ■除去する項目によっては、品質が明らかに下がる。 ■ずばり時間がかかる。 ■安いには、それなりの理由がある。 ■きめ細かい意志の疎通ができない。 ■細かな部分で品質が下がり、お客様自身の手間が増える。 ■役割分担と校正に、お客様自身の手間が増える。 《Case2. 納期優先》 とにかく短納期でという場合。人海戦術のため価格は上がります。 一方、複数の人間がからむため、品質の均一化に問題が出てきます。 納期を優先させる方法 1. 人海戦術をとる。 2. 早さを得意とするスタッフで構成する。 3. 各制作工程の項目の内、いくつかを除去する。 4. ミーティング、その他、手間のかかる部分を除く。 5. 要求項目を少なく設定する。 6. お客様との協力関係を強化する。 発生する問題点 ■人手が増えることにより、品質にバラツキが出る。 ■早さだけでは、問題の元となる。 ■除去する項目によっては、品質が明らかに下がる。 ■きめ細かな意思の疎通ができない。 ■細かな部分で品質が下がり、お客様自身の手間が増える。 ■役割分担と校正に、お客様自身の手間が増える。 《Case3. 品質優先》 クオリティの高いものをという場合。 じっくり取り組む時間と価格が必要になります。 品質と対応の良さを優先させる方法 1. 時間をいただき、想定される問題点をつぶす。 2. 品質を保証できるスタッフで構成する。 3. 各工程を合意を得られるまでつめていく。 4. 要求項目に基づいて、スタッフ構成とスケジュールをつめる。 5. お客様との良い意味での協力関係を構築する。 発生する問題点 ■あえて問題とするならば、最初に時間と費用が少し多くかかる。   アットグローバルはお客様とのコミュニケーションを大切に考えております。 実際に業務に取りかかる前に十分な意思疎通を図るよう努力し、お客様のご要望・最優先項目・仕様などを十分に理解した上で制作に入ります。

SDLTradosの徹底活用

アットグローバルは、大ボリュームかつバージョンアップが予定されているマニュアルや技術資料の翻訳を得意としておりますが、専門用語の統一、マニュアル全体での統一感、コストやスピードの削減、などを実現するために、 をはじめとしたさまざまな翻訳支援ツールを活用しています。   翻訳プロジェクトをSDLTradosで管理すると、主に以下のようなメリットを享受できます。   1. 高品質 翻訳内容や用語を簡単に再利用し、表現に一貫性のある翻訳を実現できる。 ・・・複数の翻訳者による分業、似たような表現の繰り返しが多い資料の場合に有効 お客様からの用語変更の要求にも迅速かつ正確に対応可能 ・・・用語の統一・標準化 マニュアルなど、将来のアップデートを見込んでいる場合、既存の翻訳の再利用が可能 ・・・シリーズ全体で一貫した翻訳 充実したチェック機能の活用によるケアレスミスの撲滅 ・・・SDLTrados自体に付属しているチェッカーや、他のベンダーが開発したSDLTrados専用のチェッカーをフル活用することで、さまざまなケアレスミスを撲滅することが可能 ※詳細は HEEDプロジェクト を参照してください。   2. 納期短縮 翻訳作業の効率化 ・・・過去の翻訳内容を簡単に検索できるため、無駄な繰り返し作業を省略可能 複数の翻訳者に分散して翻訳作業を行う場合でも短納期で対応可能 ・・・同じ翻訳メモリを複数翻訳者で共有・統合して分散作業ができるため、時間の短縮が可能   3. コストダウン 繰り返しが多い資料の場合、繰り返し部分はディスカウントした単価をご提案 ・・・マニュアルなどのバージョンアップの場合、過去の翻訳メモリと一致する箇所についてはディスカウントが可能   4. さまざまなファイル形式に対応 HTML、XML、Microsoft Word、Excel、PowerPoint、Adobe FrameMaker、InDesign など   アットグローバルでは、SDLTradosを積極的に活用して翻訳を行っております。また、SDLTradosの活用を意識したドキュメント管理全体のコンサルティングも無料で実施いたします。お気軽にご相談ください。   Tradosを使った作業のワークフロー インタビュー・情報収集・現状分析報告、最優先事項確認・契約書作成(品質・対応・価格・納期のご相談)、用語ピックアップ・文書規定作成 ※お客様のご予算や制作における優先事項を十分にヒアリングさせていただいた上で、ご契約・制作へと進んで参ります。詳しくは、「お客様とのコミュニケーション?」をご覧ください。 新規でSDLTradosを使用して翻訳する場合   バージョンアップ時にSDLTradosを使用して翻訳する場合   SDL 紹介ビデオ(英語) 入門ブックレット

HEEDプロジェクト

アットグローバルでは、「HEED(Human Error Eradicable Direction:ヒューマンエラー撲滅を可能にする指示)」プロジェクトと名付けて専門のマニュアルを作成し、全社を挙げてヒューマンエラーを撲滅するためのさまざまな取り組みを行っております。   どんなに優秀な翻訳者でも人間である以上、タイプミスや訳抜けなどの小さなヒューマンエラーを犯すことは避けられません。また、マニュアル翻訳の場合、クライアントごとに詳細な仕様が決められており、文章の書き方や表記の仕方について細かい決まり事が存在します。アットグローバルでは、翻訳者による訳文を別のレビューアーが必ずダブルチェックしますが、スペースや句読点などの細かい表記上の違反を手作業だけで100%つぶすのは至難の業です。 そこでアットグローバルでは「HEED」プロジェクトと題して、ヒューマンエラーを撲滅するための以下のような取り組みに力を入れています。   ヒューマンエラー撲滅を可能にする指示プロジェクト 【SDL Trados Studio 2011 編】 【PMによるHO編】   案件の分類・要求されている品質水準の明確化 各翻訳案件を、求められる品質水準に応じて以下の4つに分類し、まずは「要求されている品質水準」を明確にする。   「ワークフロー」の整備・各スタッフの守備範囲の明確化 各分類に応じて「ワークフロー」を整備し、PM・翻訳者・レビューアーがそれぞれどのタイミングで何をするべきかを明確化して実行します。 各分類に応じたワークフロー指示書   ツールやマクロの活用 さまざまなチェックツールやWord/Excelマクロを使用したチェックを、上記のワークフローに明確に盛り込み、確実に実施する。 アットグローバルでは、特に以下の4つのエラーを「重大エラー」と認識し、徹底的な撲滅を努力しています。 表内の各ツールについては、以下のページをご覧ください。 SDLTrados QA Distiller Xbench JustRight

翻訳チームの構築手法とトレーニング

翻訳チームは多種多様な案件に次々に取り組まなければならず、品質管理という点ではひとつひとつの案件が新たな挑戦となります。アットグローバルでは、以下の手法で翻訳チームを構築・拡充すると共に、チームのトレーニング、品質監査を実施しています。   採用において 専任のリソースマネージャーの配置 アットグローバルには、英語・アジア言語チームに専任のリソースマネージャーが合計4人おりますが、これらのリソースマネージャーが、新規翻訳者の募集、トライアルの送付と評価、契約といった一連のプロセスを管理しています。また、トライアルに合格し契約を結ぶことになった翻訳者の詳細情報を、各翻訳チームのプロジェクトマネージャーに提供し、新規翻訳者に関しても適材適所が図られるように工夫しています。 講習の実施 プロジェクトマネージャーとレビューアーを新規で雇用する場合は、社内の講習カリキュラムに従って基礎講習が実施され、その上で案件管理やレビュー業務に入っていきます。また、新規で契約した翻訳者には必ず「アットグローバル 翻訳・レビューガイド」を送付し、アットグローバルが求める翻訳がどのようなものかを理解した上で翻訳業務に入ってもらいます。 【マネージャー講習カリキュラム】 【レビューアー講習カリキュラム】 【アットグローバル 翻訳・レビューガイド】   OJT(On the Job Training)の実施 新規翻訳者に最初から大きなボリュームを任せることはせず、少しずつ案件をゆだねながら本当の実力を見定めます。レビューアーは新規翻訳者について5つの視点で評価を行い、必要に応じて繰り返しフィードバックを行います。その上で、トライアルと変わらぬ実力を発揮した翻訳者だけがレギュラーチームに加わることができます。 レビューアーやプロジェクトマネージャーには、専任のOJT講師が割り当てられて数ヶ月にわたってOJTが行われます。チーフマネージャーとOJT講師により、十分独り立ちできる状態になったと判断されたら、OJT期間終了とみなされます。   実務の現場において さまざまな技術研修・ミーティングの実施 アットグローバルでは、SDLTradosやさまざまなツールに関する技術講習、案件ごとの細かい改善点を記録した「イノベーションレポート」に基づく品質会議など、翻訳チームのスキルを高め、情報を共有するためのミーティングが定期的に開かれています。 QA(Quality Assurance:品質監査)の実施 アットグローバルには専任のQA担当者が2人おり、独自のQAシートを使用して、毎月品質監査が実施されています。そこでの評価は必要に応じて翻訳チームにフィードバックされ、今後の案件管理に反映されていきます。 「クエリシート」「チェックリスト」の徹底した活用 どの案件でも「クエリシート」と「チェックリスト」の作成、納品を義務づけることにより、レビューアーやプロジェクトマネージャーが、まさに「指差し確認」を行うような慎重さで案件管理を行うように指導しています。

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